20日は点滴をした後なのに今までと違い、あまり動きが増えませんでした。
目と鼻は目薬のおかげかだいぶんマシになってきていました。
ご飯とお薬はいつも通りとってくれました。
21日はいつも寝ているクッションにお漏らしをしてしまいました。
しかもそのままそこで寝ていたのです。
もともとすごく綺麗好きなのに…。
ごはんとお薬は食べてくれるけど、どうもいつもより嫌そうな様子。
22日に、病院に連れて行こうとしたところ痙攣をおこし始めました。
先生にはこうなるともう長くはないと言われました。
非典型的ながら、FIPの可能性があると言われていましたが、結果的にFIPのドライタイプとウェットタイプを併発してしまったようだとのこと。
しかもドライタイプの炎症が脳に出来ているようで、もう出来ることは痙攣を止める薬を打って楽に眠らせておいてあげること。
もうこれまでのお薬もご飯も必要ないと言われました…。
まずはその日の晩を超えられるかどうか、という話でした。
結局、夜7時過ぎ、大好きな妻の腕に抱かれて、息を引き取りました。
目があまり開けられなくなっていたのに、最後の瞬間しっかりと目を開けて妻と目をしばらく合わせた後、眠るようにして目をつむっていってしまいました。
本当におおらかで性格が良くて、優しい子でした。
密かに甘えん坊で、いつの間にかそっと寄り添って一緒に寝ていました。
撫でられるのが好きで、特に腰を撫でられるのが大好きでした。
初めて会う人にも物怖じせずに自然体で過ごしていました。
一緒に暮らしている朔とは本当に姉弟のように仲良しで、いつもその光景に癒されていました。
犬の一華とも仲良くしていて、一華が若いころには一緒に遊んでいたりすることも多かったです。
お外に興味があって、ベランダに少し出てみてはすぐに帰ったり、窓際から空を眺めてることも多かったです。
好奇心旺盛で、どんなものでもおもちゃとして遊んだりもしていました。
我が家に来てからずっと、とてつもなく可愛い、ちょっとやんちゃな王子様でした。
8才と1か月と3週間。平均と比べることに意味はないかもだけど、やっぱり短すぎる。
もっとずっとずっと一緒にいたかった。もっと一緒に遊びたかった。もっと一緒に寝たかった。
いつか虹の橋で会えるのかな。それとも生まれ変わって、うちにまた来てくれないかな。
どんな形でも良いから、また会いたくて仕方がありません。
一か月前までは元気に跳ね回っていたのに、信じられないのと信じたくないのとで今もまだ気持ちの整理がついていません。
今でもただ眠っているだけで、また起き上がってくれそうな、そんな期待をしてしまいます。
でも明日の夜に火葬の予定になっています。
そろそろシッカリしないと、睦が安心して眠れないかな。
お葬式が終わったら悲しんでばかりいないで、可愛くて楽しかったことを、思い出すようにしていきたいと思います。
大好きだよ、むっちゃん。





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