猫好きになった理由

子どもの頃は猫に触れる機会がなく、犬は祖母の家で触ったりしてたので犬好きでした。
でも猫好きになったきっかけは、道端での茶トラの子猫との出会いでした。
塾の帰り道で最初に見たときは、なんでこんなところに猫のぬいぐるみが落ちてるんだろうと思いました。たぶん生後3か月ぐらいだったと思います。
でも、そんなわけないよなーと思って近付いてみたら寄ってきたんです。

あんまりにも可愛らしくて、連れて帰りたかったけど、それまで動物を家で飼うなんて話が出たこともなかったんです。
きっと親にダメって言われるだろうなと、思いつつ、その場を離れて家に着くなり、母親に言ったらその途端「今すぐ連れて帰ろう!」と言われびっくりしました。

慌てて元の場所に戻って探してみると、割とすぐに車の下にいるところを発見、呼んだら寄ってきて無事に保護完了。
すぐにペットショップで必要な物品を買いそろえました。

そして父親が帰ってきたので見せたらびっくりしつつも、全く反対せず、「名前はラッキーだ」と勝手に決めてしまいました。
なんだ、うちの家族はみんな猫好きだったんだ、とその時初めて知りました。
子猫の間の写真のほとんどは実家にしかないのですが、本当に小さくてぬいぐるみみたいなクリクリの目で可愛かったです。

最初は夜いつも一緒に寝てましたが、いつの間にか祖母になついて、そっちにばかり行くように…。
押入れの奥や布団に入るのが好きな子でどこに行ったか分からなくなることもしょっちゅうでした。

家の中では他にも色んなところでくつろいでいて、いないなぁと思うと思いがけないところからひょっこり出てくることが多かったです。

元野良ちゃんで兄弟もいない状態だったためか、噛むのも引っかくのも加減が分からないのか結構痛かったですけど、それでも可愛くてたまりませんでした。

若いころはとくにやんちゃで、壁とか引っかきまくって家中ボロボロにしてくれました…。

こんな感じで家のどこでも自分の縄張りのごとく、落ち着いてゆったり暮らしていました。
歩いていたと思ったらいきなりパタッと倒れてそのままごろんてしたり、自由で可愛かったです。

推定ですが19歳半ぐらい、長いこと実家のアイドルでしたが、6年前の冬、虹の橋のふもとにいってしまいました。
最後の3か月で急激に弱ってしまいましたが、それまでは元気で遊ぶしご飯も食べるしだったので、いきなりのことで、ショックでした。
今でも実家に帰るたびにそのあたりの陰からフラッと出てきてくれそうな気がしてしまいます。

この子がいなかったら、猫の可愛さに気付くことがなく、猫と暮らす楽しみも知らなかったでしょう。
他の猫を家に迎えようとは考えもしなかったと思います。

いつか虹の橋でまた会いたいなー、と思わずにはいられません。


にほんブログ村 猫ブログ アメショーへ 
にほんブログ村 猫ブログ ノルウェージャンフォレストキャットへ 

コメント

タイトルとURLをコピーしました